育休を取った経験がある現役看護師が育休について解説します

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私は十数年前、新人看護師として7年ほど総合病院に勤務していました。その時は結局、仕事のつらさから辞めてしまいましたが、その後の就職先で妊娠して育休を利用し、初めて働く母親の気持ちを体感しました。そしてまた6年前から看護師に復帰して、その2年後に看護師としても育休を取りました。そこでいろいろ感じたことやわかったことをこのサイトに書いてみました。

育休後の看護師の職場復帰

育児休暇後の看護師が職場復帰をするときに、誰もが悩むのがその勤務形態です。看護師の場合は、通常の会社員と違って、人の命を預かる責任の重大さと、シフト勤務や夜勤などの不規則勤務による過酷さもあって、結婚や出産を機に退職する人も多いのです。普通に考えると家事・育児をこなしながら、看護師として勤務をするのは大変なことだと思います。それでは、育休後の職場復帰でどのように勤務するのがいいのでしょうか? 育休後の看護師の職場復帰

パートとして復帰する看護師も多い

病院によって違いはありますが、看護師の雇用形態として、常勤、日勤常勤、パートがあります。育児休暇を終えて復帰する看護師の大半はパートとして復帰します。その理由は「育児があるので、決まった時間に契自宅に帰りたい」「平日は勤務をしても、土日は子供と向き合いたい」「子供が急病になったときなど、代わりに面倒を見てくれる人がいないので、いつでも休めるように」などで、子供のことを考えるとパート勤務に変更せざるを得ないというのが本音のようです。
パートの契約の場合、週27時間以上の勤務時間であれば、厚生年金や社会保険などの加入を継続することができますし、自分の好きな時に仕事ができて、自分の都合で休めるというメリットもあります。でもボーナスは寸志程度しか出ないし、経験年数があったとしても、リーダー業務や重要な役職に就けないというデメリットもあります。

育休後の看護師を守ってくれる法律は?

労働条件は使用者と労働者が対等の立場で決定するもので、一度決定された労働条件を労働者にとって不利益に変更することは、労働者の同意なしではできないということが労働基準法第2条に書かれています。正社員をパートタイマーなどの非正規社員とするような労働契約内容の変更について、労働者側が表面上は同意したとしても、これが労働者の真意に基づくものではないと認められる場合には、不利益な労働契約内容の変更の強要をおこなうことに該当するそうです。かと言って、それを盾に病院と交渉をするのは、その後の勤務のことを考えると気が引けるというのは一般の人の本音だと思います。

子育てする看護師が復職しやすい取り組みが必要

職場復帰をするときにはやはりパートタイム労働よりは常勤として勤務したいと考えるのが普通です。でも、子育てのことを考えると常勤だと仕事に迷惑をかけてしまうかもしれないし、仕事を中心にするとただでさえ少ない子供との時間がますます少なくなる懸念がでてきます。結局、パート勤務を選択するしかないのでしょうか?
看護師不足が社会問題となって久しいですが、子育てをする看護師にとって復職しやすい制度や環境が充実していないように見えて、結局、離職をする人が多くなるのでしょう。国も法制度やいろいろな施策で看護師の働きやすい環境を作る努力をしてくれていますが、なかなか現実問題とかみ合っていないような気がします。別の選択肢としては、看護師が働きやすい病院を探して転職するというのが現実的な方法の一つかもしれませんが、育休明けということを考えると悩ましいところです。

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