育休を取った経験がある現役看護師が育休について解説します

育休後の職場復帰女性によくあるNG行動

育休明けで職場復帰をした女性がやりがちなNG行動があります。自分としては、仕事と子育てを両立してがんばっていると思っていても、周りへの配慮や気配りが足りないと、誤解を生んだり、迷惑をかけてしまったりすることになります。そんなついついやりがちなNG行動をいくつかご紹介しますので、客観的に自分を見るときのための参考にしてください。 育休後の職場復帰女性によくあるNG行動

やむを得ず当日の朝に欠勤連絡するときの長電話

子供の発熱などで、やむを得ず当日の朝、欠勤連絡をするとき、ついつい申し訳なさで説明が長くなりがちです。それでは電話連絡が無駄に時間がかかってしまいます。ポイントを明確にして端的に要件を伝えるようにしましょう。要件は、結論とお詫び、仕事の引き継ぎ、今後の復帰予定、の順で簡潔に述べるのがベストです。

早退のとき、仕事を途中で投げ出してしまう

保育園から急な呼び出しがあったときは、一刻も早く帰りたくなりますが、途中で仕事を投げ出してはいけません。必ず、仕事の調整をしてから帰宅するようにしましょう。子供が小さいとこういうことは起こりがちです。それを見越した上で、担当業務とその進捗状況、関連データ保存場所を周りの人と共有したり、あるいは「見える化」をしておくと、急用の時でも、スムーズに調整できます。もちろん、最初に自分が行く代わりに夫や両親などが行ってくれないか相談するのもみるのも忘れてはいけません。

オフィスに誰もいないときに黙って帰宅する

早退に限らず、帰宅時にたまたまオフィスが無人の場合は、誰かが戻るまで待ちましょう。営業時間が過ぎて、自分が最終退勤者以外の場合は、オフィスが無人だと、電話や来客などの対応が全て止まってしまいます。保育園も、すぐに来られないことは理解していますので、落ち着いて行動しましょう。ただし、緊急の場合は、上司に携帯で連絡するか、総務部門に相談するなどして判断を仰ぎましょう。

周囲に声をかけずに帰宅する

育休明けで、自分だけが時短勤務や残業なし勤務の場合、他の人より先に帰るのは気まずいものがあります。しかし、挨拶もしないで帰ると、あなたの担当業務で何かあったとき、残っている人があなたを探したり、対応に困ったりと、迷惑がかかります。周囲だけでかまいませんので、「お先に失礼します」と、しっかり挨拶してから帰りましょう。

私だけが大変と考える

子育て・家事と仕事を両立させるのは大変です。しかし、だからといって「私だけが大変だ」と考えて、それを過剰にアピールしたり、他の人に特別扱いを求めたりするのは、得策ではありません。誰でも、人に言えない色々な事情を抱えているものです。家族が病気だったり、介護のことで悩んでいたり、子供の教育問題だったり。。。「自分だけが大変」とは考えないようにして、どうしても相談したい悩みがあるときはママ友や家族、ワーキングマザー仲間など自分と同じ境遇にある人に相談するようにしましょう。

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サイトについて

私は十数年前、新人看護師として7年ほど総合病院に勤務していました。その時は結局、仕事のつらさから辞めてしまいましたが、その後の就職先で妊娠して育休を利用し、初めて働く母親の気持ちを体感しました。そしてまた6年前から看護師に復帰して、その2年後に看護師としても育休を取りました。そこでいろいろ感じたことやわかったことをこのサイトに書いてみました。